ポケトレ使用乱数3

前記事→ポケトレ使用乱数2

今回は前記事で触れた「連鎖」についての説明です。

連鎖のメリットは主に二つあります。
この記事で扱うのは、「テーブル固定」です。

ポケトレは連鎖を繋ぐと必ず同じポケモンが出ます。
これを利用して、通常では出ないテーブルで理想個体を出すことが可能になります。

※この乱数は私は実際には試しておりません。理論で組み立てたプロセスであることを予め断っておきます。

例として、野生ロゼリアを扱います。

用意するもの
PHS
さきさんのブログよりポケトレ色乱数用ツール
錆びたコイルさんのブログよりペラップ音程ツール
ペラップ2匹
・希望のシンクロ
・捕獲要因
・捕獲用ボール、ゴールドスプレー

Step0 捕獲したい個体を検索する
PHSで希望個体を検索します。
連鎖を繋げるため、消費数が多めのものを選択してください(100以上が望ましい)。

前記事でも使用した初期seed 52140289 性格値 f9426f72の控えめV-V-V-V-V-Vを使います。
このseedでは210道路のテーブルの都合上ロゼリアが出現しません。
(もっと簡単な道路がありますのであくまで例として見てください)
狙いのテーブルでは理想個体が出ない場合にのみ、連鎖を繋げるメリットが生まれます。


Step1 NPCをバトルサーチャーを用いて倒しておく
野生乱数の基本ですね。


Step2 連鎖を組む
ポケトレ色乱数ツールを駆使していきます。
この乱数は今までのように行き当たりばったりにポケトレを使用していたのでは、いつまで経っても成功しません。
考えることは3つあります。

1-ポケトレを使用する時に、近くに揺れが発生する消費数を選ぶ。
これは、連鎖を繋げた時に動きすぎると、2連鎖目の揺れが草むらからはみ出すのを防ぐためです。
現在公開中のツールでは草むら欠けの場合に対応していないため、揺れ位置や揺れ種類、消費数がズレます。

2-小さな揺れと大きな揺れ、どちらに入るかを選ぶ。
大きな揺れではテーブルがポケトレ限定ポケモンに上書きされてしまうため、狙いの個体が出ない場合があります。

3-連鎖を繋げる時に、狙いのポケモンが出るようにする&連鎖揺れが発生するようにする。
テーブル固定が目的ですので当然狙った種族が出なければ意味がありません。
そして尚且つ、2連鎖目の揺れで「連鎖揺れ」を発生させる必要があります。

今回私が組んでみたのは画像の通り







組み方の説明です。
1-1連鎖目のリストを出力する。
初期seedを入力する。リスト表示数は100でいい。
リスト表示1をクリック。

2-近くに小さな揺れが出現する消費数を選ぶ。

3-ポケトレを使用した時の消費数を確認する。
リストの一番右のかっこ内の数字がそれ。今回は9(ポケトレ使用前に1消費しているため合計10消費)。

4-2連鎖目のリストを出力する。
初期seedは1連鎖目のリストをキチンと出力すれば既に入力されている。
シンクロは利用するものを。戦闘中消費はDPが5、Ptが1。
リスト消費数は100程度で構わない。

5-連鎖揺れが出現する消費数を選ぶ。
下のマス目の、オレンジの部分がそれ。

6-連鎖を繋げた時の消費数を確認する。
リストの一番右のかっこ内の数字がそれ。
ここの数字が余りにも大きく、必要消費数を上回ってしまう場合があるので注意すること。
今回は26(1連鎖目で10消費、草むらに入るまでに27消費+連鎖で26消費だから合計63消費)。

7-テーブル固定が出来るか確認する。
今回は1連鎖目の揺れ出現で1+9消費、草むらに入るまでに27消費で合計37消費。
狙った種類が出てくるかPHSの緑パネルで確認する。


これで「テーブル固定&連鎖揺れ出現」の条件をクリアすることが出来ました。


Step3 初期seedを合わせる
草むらの真ん中でレポートを書く....と言いたいところですが少し違います。
連鎖を繋げた時に揺れ位置が草むらからはみ出ない位置でレポートを書きます。
具体的には、「1連鎖目で左下の草むらに入る場合は真ん中より右上でレポートを書く」等です。
勿論それで1連鎖目の揺れがはみ出してしまっては元も子も無いので融通を効かせて下さい。

コイントスもしくはペラップの音程で初期seedを確認し、予め組んでいた連鎖を繋げていきます。
今回は1消費してからポケトレ使用ですね。


Step4 連鎖を繋げる
ペラップで消費数を確認しつつ連鎖を繋げます。
音程はコレ↓
52140289,
1114340030←1消費でポケトレ使用し消費9(合計10)
0130014340
2041303411
2030144←ここで草むらエンカウント(合計37消費) 104
2141342040
2121301131
440←2連鎖目の揺れ位置決定で消費26(合計63消費) 1241404
0341431142
34330041←ここで草むらエンカウント 00
1244420400
4041140321
3312344230★

上手く連鎖を繋げたら、後は今までと同じように消費数を合わせて草むらに入ります。
勿論、1連鎖目・2連鎖目共に草むら移動の1~2消費を考慮して手前で消費を止めます。



無事狙いの個体が出現すれば終了です。ちなみにこの個体が光るID0はフレームが途方もない量になります。
狙いの個体が出なかった場合、PHSの緑パネルで消費数を確認しペラップで微調整して下さい。

今回はポケトレ連鎖のメリットの一つである「テーブル固定」を活かした乱数解説でした。
次回は、ポケトレ乱数の真打ちとも言うべき乱数、「光る揺れを出す乱数」について扱いたいと思います。

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